え、ExpediaとかAgoda、まだ使ってたりしないよね?【使うと大損】

アメリカでオンライン旅行代理店を使って飛行機・ホテルを予約してはいけない理由 節約
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後輩
後輩

先輩〜!今度、グランドキャニオンに旅行することしました!

先輩
先輩

いいね!アメリカの国立公園は本当にスケールが大きいから、絶対にたくさん行った方がいいね。グランドキャニオンは本当にすごかったよ。

後輩
後輩

今、色々と旅行計画立てているんですが、どのようなサイトを使えばいいか教えてもらえませんか?

先輩
先輩

もちろん!

時間がない人のために、先に結論!

  • 昔はオンライン旅行代理店でのホテル・航空券の予約が最安だったけれど、今はホテルや航空会社の直接予約が最安のことが多い
    • ホテルや航空会社が旅行代理店を使わずに、「ダイナミックプライシング」を使うことで、お金を効率的に稼ぐことができるようになったから
      • 「ダイナミックプライシング」とは、需要と供給をリアルタイムで測定し、最適な料金を算出する方法
  • オンライン旅行代理店は絶対に使ってはいけない
    • Skyscanner、Booking.com、Hotels.com、Trivago、Agoda、Trip.comなど
    • オンライン旅行代理店は近年急速に業績が悪化しており、オーバーブッキングやトラブルが急増している
    • オーバーブッキングで当日にキャンセルされると、せっかくの旅行が台無しになる可能性がある
  • オンライン旅行代理店を推している、無責任なアメリカ駐在系ブログにも要注意

飛行機やホテルの予約にはオンライン旅行代理店は絶対に使ってはダメ

今は、オンライン旅行代理店より航空会社・ホテルに直接予約が安いことがほとんど

後輩
後輩

最初に、調べなくちゃいけないのは、航空券とホテルですよね。だね。とりあえず、Expediaとかで調べて、予約すればいいですよね。

先輩
先輩

いや、絶対にダメだよ。Skyscanner、Trivago、Agoda、Trip.com、Booking.com、Hotels.com、このあたりは全部使っちゃダメ。

後輩
後輩

え、何でですか?めっちゃ定番じゃないですか?

先輩
先輩

確かに昔は、航空券やホテルは直接予約するよりも、こういったサイトでを探すのが一番お得だったんだ。でも、空券やホテルの値付け方法のシステムが、近年、一気に発展したから、今は最安ではなくなっているんだよね。

後輩
後輩

どういうことですか?

先輩
先輩

それを知るには、まず、Expediaなどのオンライン旅行代理店が、なぜ安い料金を提供できていたかを知る必要があるんだ。

オンライン旅行代理店が安かった理由

先輩
先輩

なんで、Expediaとかが、安く航空券やホテルを売れていたか知っている?

後輩
後輩

言われてみれば、全然知らないですね。

先輩
先輩

Expediaとかって、結局は、HISやJTBみたいに、旅行代理店なんだよね。そこの違いはネットでやっているか、実店舗をもっているかだけ。

後輩
後輩

ふむふむ。

先輩
先輩

つまり、Expediaのような旅行代理店だから、航空券やホテルの部屋を自分たちで仕入れてこなければいけないんだ。

後輩
後輩

そうなりますね。

先輩
先輩

たとえば、旅行代理店は、ホテルの部屋をまとめて購入するから、普通に売っているより、少し安くしてってお願いしたりするんだよね。たとえば、365日10部屋分ずつ購入するので、1泊1万円を9,000円にしてもらうとかね。

後輩
後輩

ふむふむ。

先輩
先輩

ホテル側としては、空き部屋を出していてもお金にならないから、旅行代理店に売れば、最低限の売り上げにつながって嬉しいよね。一方、旅行代理店側としては、安く仕入れたホテルの部屋を、自社の利益を少し上乗せして、個人に売って儲けるというビジネスモデルを使っているんだ。

後輩
後輩

なるほど。

先輩
先輩

そして、HISやJTBなどの店舗型の旅行代理店と比べると、Expediaのようなオンライン旅行代理店の方が、人件費やテナント代にかかるお金が減らせるから、その分、航空券やホテルの代金を安く出来るんだよね。

後輩
後輩

そうだったんですね。

ダイナミックプライシングツールの各業界への広がり

料金が常に最適化されるダイナミックプライシング

先輩
先輩

ただ、このような値段のつけ方が、ここ数年で一気に変わったんだ。それが、ダイナミックプライシングという、新しい値付けの方法ができたこと。

後輩
後輩

ダイナミックプライシング?

先輩
先輩

聞き慣れない言葉だよね。身近な例を使って説明するね。たとえば、Uberって雨の日に使うと、普段より値段が上がるよね?

後輩
後輩

そうですね。

先輩
先輩

これは、僕たちがタクシーを使いたいと思うのが、晴れているときよりも、雨が降り出したときが多いからだよね。つまり、雨が降っているときの方がUberの需要が上がる=少し値段を上げてもみんな使ってくれる=Uber側の利益が上がるって仕組みになっているだ。

後輩
後輩

めっちゃ合理的なシステムなんですね。

先輩
先輩

すごいよね。そのような値段を決められる、具体的なアルゴリズムはとても複雑だよ。簡単に言えば、ある地域で雨が降り出すと、過去1分間の間にUberへのアクセスが急増するから、そういったアクセス情報などがすぐに料金に反映されているって感じだね。

後輩
後輩

なるほど。

先輩
先輩

そして、ダイナミックプライシングという値付け方法は、今のアメリカでは、色々な業界に浸透しているんだ。たとえば、飛行機、ホテル、タクシー、演劇、スポーツのチケットなど。

後輩
後輩

確かに、アメリカでチケットとか買おうとすると、日にちによって、とても細かく値段が決められていますよね。

ダイナミックプライシングツールを利用するホテルの増加

先輩
先輩

ここでまたホテルの話に戻ると、昔のホテルのサイトをみると、ピーク時、標準時、オフピーク時など、大体5〜10種類ぐらいで、値段分けがされていることが一般的だったんだ。

後輩
後輩

そうですね。GW、お盆、年末年始の時期、夏休みなどは、値段が高く設定されてますよね。あとは3連休とか。

先輩
先輩

逆に、そのような休暇シーズンが終わったら、みんな仕事に戻るから、ホテル側の売り上げは一気に減ってしまうよね。

後輩
後輩

ですね。

先輩
先輩

ホテル側としては、ピーク時のときは何もしなくてもお客さんが入ってくるから問題ないんだ。ただ、オフピーク時に、誰も泊まっていない部屋を余らせていても、もったいないだけだよね。

後輩
後輩

そうですね。

先輩
先輩

だからこそ、ホテル側としては、旅行代理店のように、ピークの時もオフピークの時も、毎日決まった部屋の数だけ買ってくれる存在はありがたかったんだよ。オフピーク時にも、最低限の売り上げを得ることができるからね。

後輩
後輩

そうですね。

先輩
先輩

ただ、今は、ダイナミックプライシングのツールが、大型のホテルチェーンだけでなく、小さいホテルにも導入されるようになっているんだ。なので、ホテル側は、そのツール使っていつが需要が高い日で、いつが低い日かを簡単に知れるようになったんだ。だから、昔のように、5〜10種類の料金設定だけでなく、毎日、細かく最適化された値段設定ができ、利益を増加させることができるようになったんだよね。

後輩
後輩

なるほど。

先輩
先輩

もし、オフピーク時に全然宿の予約がこなかったら、これまでの値段よりも、さらに下げればいいよね。そしたら、お客さん側も、この値段なら泊まってもいいかなって思って、買うようになるんだよね。だから、ホテルの部屋を余らせることなく、売ることができる。

後輩
後輩

そうですね。

先輩
先輩

さらに、ダイナミックプライシングを使えば、ピーク時の売り上げをさらに増やすことができるんだ。たとえば、年末年始で考えてみると、12月31日〜1月1日はほとんどの人が休みだから、一番料金を高く設定できるね。一方、12月27日〜28日ぐらいだったら、もう休みになっている人もいれば、そうでない人もいるから、それより少し値段を下げたりも出来る。そうすれば、効率的に利益を増やせるよね。

後輩
後輩

確かに。

ダイナミックプライシングを使えば利益が簡単に最大化ができる

先輩
先輩

そして、ダイナミックプライシングでもう1つすごいことがある。それが、偶然にある時期だけ宿の需要が上がったときにも対応出来ること。

後輩
後輩

どういうときですか?

先輩
先輩

それは、何かのイベントが急に入ったときだね。たとえば、最近話題になったのは、2022年10月に、BTSがプサンで無料コンサートをやるとなったとき、プサンのホテルの値段が平時の最大20倍に値上がりしたんだ。

後輩
後輩

20倍!!すごいですね。

先輩
先輩

利用客側からすると、勘弁してくれと思うけど、ホテル側からしたら、売り上げが上がって最高だよね。これまでは、いくらそういうイベントがあったとしても、料金は事前に決められているものだったから、稼働率が100%になるだけで、大きな利益にはつながらなかったんだ。それがダイナミックプライシングを使っていたなら、BTSのときのプサンのホテルのように、利益を一気に増やすことができるんだよ。

後輩
後輩

そうですね。

先輩
先輩

話をまとめると、今は、ホテルや航空券の予約は、ダイナミックプライシングツールを自分たちで使って、部屋や座席の稼働率を高めることができているから、あえて代理店に安い料金で売る必要がなくなっているんだ。

後輩
後輩

なるほど。

オンライン旅行代理店を使ってはいけない他の理由

トラブルが発生したときに、代理店経由だと不便

先輩
先輩

Expediaなどの旅行代理店を使うことは、安くないだけでなく、他にもデメリットがあるんだ。

後輩
後輩

なんですか?

先輩
先輩

それは、飛行機の座席やホテルの部屋がオーバーブッキングになったとき、後回しになってしまうこと。

後輩
後輩

どういうことですか?

先輩
先輩

まず、前提として、航空会社やホテル、そして旅行代理店は、必ずオーバーブッキングするんだよ。

後輩
後輩

え、そうなんですか?

先輩
先輩

うん。なぜなら、飛行機やホテルは、絶対に直前にキャンセルが出るんだよね。でも、空席を出したままの状態、部屋が空いているままの状態だと、もったいないよね。だから、席や部屋の稼働率を100%に近づけるためにも、席・部屋の上限よりも、少し多めに売っているんだよね。

後輩
後輩

そうなんですね。

先輩
先輩

うん。でも最近は、航空会社・ホテルのダイナミックプライシングの導入により、旅行代理店の業績がかなり悪化しているんだよね。だから、旅行代理店側は、少しでも利益をあげるために、今まで以上に、かなり多めに、航空券や部屋を客に売ってるんだよね。もし、オーバーブッキングになって、飛行機に乗れなかったり、宿が泊まれなくなったとしても、旅行代理店側は、全額返金するから許してねって感じで終わり

後輩
後輩

それはひどくないですか。

先輩
先輩

ひどいよね。僕自身も、Booking.comで予約して、オーバーブッキングになって、いきなりキャンセルされたっていう経験が何度もあるね。10年前はこんなことなかったけどね。だから今は使わなくなったよ。

後輩
後輩

それは悲惨ですね・・・。

先輩
先輩

オーバーブッキングになっているのは、ホテルに着かないとわからないことが多いんだよね。いざホテルに着いたら、自分の予約がキャンセルされていて、そこから別のホテルを探すのに数時間かかり、予定していた観光をキャンセルしなくちゃいけなくなったこともあるよ。

後輩
後輩

それは最悪ですね。ホテルへの直接予約なら、そういったことは起こらないですしね。

オンライン旅行代理店での予約がキャンセルされると貴重な旅行時間が無駄になる

後輩
後輩

もし、旅行代理店で予約していた飛行機やホテルがキャンセルされたら、どうすればいいんですか?

先輩
先輩

それはもう自分で探すしかないよ。航空会社やホテルは、まず、自分たちから直接購入した人に優先して、席や部屋を回すからね。旅行代理店から買った人は、残念ながら、後回しになるし、自分でなんとかするしかない。

後輩
後輩

そういえば、僕の知り合いも、似たような経験していました。アメリカってやっぱり飛行機がよく遅れたり、オーバーブッキングになりますけど、そのときにExpediaでチケットを買っていた知人は、キャンセル時の対応は旅行代理店に聞けって言われて、しぶしぶ新しい値段でチケットを買い直したらしいです。当然、当日に買うので、めっちゃチケット代が高くなったらしいです。

先輩
先輩

それは、本当によくあるトラブルだね。だから、Expedia、Booking.comなどのオンライン旅行代理店は使わない方がいいよ。

もし、このようなトラブルに遭遇したら、利用しているクレジットカードによっては、補償を得ることができるので、規約をチェックしてみよう。

アメリカ駐在系ブログでも、危ないオンライン旅行代理店がよく紹介されている

先輩
先輩

残念なことに、最近のオンライン旅行代理店は、業績が悪化している分、ブロガーへの紹介料を増やし、なんとか人々にアピールしようとしているね。

後輩
後輩

え、そうなんですか?

先輩
先輩

うん。実際、アメリカ駐在系のブログでは、アフィリエイトの紹介料が多く入るから、デメリットしかないのに、いまだにオンライン旅行代理店を激推ししているところが多いね。ただ、現在のオンライン旅行代理店の経営状態や運営状況を知っていれば、それをおすすめするのが、どれだけ無責任なことかはわかるよね。

後輩
後輩

そうですね。

先輩
先輩

よくアメリカ駐在系ブログでみる名前は、Booking.com、Expedia、Trip.comなどがあるね。Trip.com自体は、大手オンライン旅行代理店の中では、比較的マシな方だけど、単純に安くないからね。一方で、ブロガーへの紹介料は高いから、Trip.comをおすすめするブロガーは多いね。

後輩
後輩

そういうカラクリだったんですね。

先輩
先輩

そうだね。

後輩
後輩

じゃ、かわりにどうやって、ホテルや航空券を予約すればいいんですか?

先輩
先輩

基本的には、ホテルや航空会社で直接予約するのが一番安いし、安心だね。でも、このことは次回詳しく説明するね。

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まとめ:アメリカでオンライン旅行代理店は絶対に使ってはいけない

    • 昔はオンライン旅行代理店でのホテル・航空券の予約が最安だったけれど、今はホテルや航空会社の直接予約が最安のことが多い
      • ホテルや航空会社が旅行代理店を使わずに、「ダイナミックプライシング」を使うことで、お金を効率的に稼ぐことができるようになったから
        • 「ダイナミックプライシング」とは、需要と供給をリアルタイムで測定し、最適な料金を算出する方法
    • オンライン旅行代理店は絶対に使ってはいけない
      • Skyscanner、Booking.com、Hotels.com、Trivago、Agoda、Trip.comなど
      • オンライン旅行代理店は近年急速に業績が悪化しており、オーバーブッキングやトラブルが急増している
      • オーバーブッキングで当日にキャンセルされると、せっかくの旅行が台無しになる可能性がある
    • オンライン旅行代理店を推している、無責任なアメリカ駐在系ブログにも要注意
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