
先輩〜!前回は、ヒルトンなどのホテル系クレジットカードをどう考えればいいか教えてくれてありがとうございました。

いえいえ。ホテルや航空会社のポイントはうまく使えばお得だけど、誰にでも向いているわけではないからね。今回は、アメリカ駐在で使いやすいクレジットカードを、できるだけシンプルに3つ紹介するね。
時間がない人のために、先に結論!
- 迷ったら「Wells Fargo Active Cash Card」
- 年会費無料、対象となる買い物で一律2%のキャッシュリワード
- カテゴリーを考えず、普段使いしやすい
- スーパーをよく使うなら「Blue Cash Preferred Card from American Express」
- 初年度年会費$0、その後$95
- U.S. supermarketsで6%キャッシュバック(年間$6,000まで、その後1%)
- 家賃・住宅ローンの支払いからもリワードを得たいなら「Bilt Blue Card」
- 年会費無料
- 家賃・住宅ローンを手数料なしで支払える
- 住宅支払いのポイント率は、日常利用額などによって変わる
- 「3枚全部」が必須ではない
- シンプル重視ならActive Cash 1枚でも十分
- スーパー支出が多ければBlue Cash Preferredを追加
- 家賃・住宅ローンをBiltで払える人はBilt Blueを検討
アメリカ駐在では「キャッシュバック系」が使いやすい

まず大前提として、ポイント還元とキャッシュバックのどちらが絶対に得、というわけではないよ。旅行が多く、航空会社やホテルのポイントを上手に使える人なら、旅行系カードの方が得になることもあるんだ。

じゃあ、キャッシュバックがおすすめなのはどうしてですか?

理由はシンプルで、価値が分かりやすく、使い道に悩まなくていいから。たとえば2%キャッシュバックなら、対象の買い物で1,000ドル使えば20ドル分が戻る。ポイントの価値を毎回計算しなくていいのは大きいよ。

アメリカ駐在だと、引っ越しや日用品など支払いも多いから、分かりやすい方が助かりますね。

そうだね。だからこの記事では、「最大値を狙う」よりも「管理が簡単で、普段の生活費から安定してリワードを得る」という考え方で選んでいるよ。

旅行好きなら、Chase Sapphire Preferredみたいな旅行系カードも候補になる、ということですね。

その通り。旅行系カードを否定する必要はないよ。自分がその特典を本当に使うかで決めるのが一番大事。
シンプルに使うなら「Wells Fargo Active Cash Card」
- 年会費:$0
- キャッシュリワード:対象となる買い物で一律2%、上限なし
- 入会特典:時期により変動するため申込時に要確認
- おすすめの使い方:日常の買い物をまとめるメインカード
- 注意:海外取引手数料3%


アメリカ駐在で、まず分かりやすいカードを1枚選ぶなら、「Wells Fargo Active Cash Card」はかなり使いやすいよ。

どういうところがいいんですか?

対象となる買い物で一律2%のキャッシュリワードだから、カテゴリーを考える必要がほとんどないこと。年会費も無料だよ。

スーパーはこのカード、ガソリンは別のカード……みたいに考えなくていいんですね。

そう。もちろんカテゴリー特化型カードを組み合わせれば還元率を上げられるけど、手間を増やしたくないならActive Cashをメインにするだけでも十分だと思う。

注意点はありますか?

海外取引手数料が3%かかること。だから、日本への一時帰国やアメリカ国外での支払い用カードとしては向いていないね。アメリカ国内の普段使い向けと考えると分かりやすいよ。
スーパーをよく使うなら「Blue Cash Preferred Card from American Express」
Blue Cash Preferred Card from American Express
- 年会費:初年度$0、その後$95
- U.S. supermarkets:6%キャッシュバック(年間$6,000まで、その後1%)
- 一部の米国ストリーミングサービス:6%
- U.S. gas stations・transit:3%
- その他の対象購入:1%
- 海外取引手数料:2.7%

食費が大きい家庭なら、Blue Cash Preferredもかなり使いやすいよ。U.S. supermarketsで年間6,000ドルまで6%キャッシュバックだからね。

年間6,000ドルなら、6%部分だけで最大360ドル分ですね。

そう。ただし、WalmartやTarget、warehouse clubなど、すべての食料品店が「U.S. supermarkets」に入るわけではない点には注意してね。それに年間6,000ドルを超えた分は1%になる。

スーパー以外はどうですか?

一部の米国ストリーミングサービスが6%、U.S. gas stationsとtransitが3%、その他は基本1%だよ。だから、スーパーや対象カテゴリーはBlue Cash Preferred、それ以外はActive Cashという使い分けが分かりやすいね。

年会費が$95あるので、あまりスーパーを使わない人なら必須ではないですね。

その通り。年会費を払ってでも6%カテゴリーを活用できる家庭向けだね。海外取引手数料も2.7%あるので、基本はアメリカ国内用。
家賃・住宅ローンなら「Bilt Blue Card」
- 年会費:$0
- 通常の対象購入:1X Bilt Points
- 家賃・住宅ローン:Bilt経由なら取引手数料なし
- 住宅支払い:日常利用額に応じて最大1.25Xポイントの方式などを選択可能
- 海外取引手数料:なし
- 注意:2026年2月に旧Wells Fargo発行のBilt MastercardからCard 2.0へ移行

前は「Bilt World Elite Mastercard」でしたよね?

そう。でも、2026年2月にBiltのカード制度が大きく変わったんだ。旧Wells Fargo発行カードは終了して、今はBlue、Obsidian、Palladiumの3種類になっているよ。

この記事ではBlueがおすすめなんですね。

駐在員向けにシンプルに考えるなら、まずは年会費無料のBilt Blueで十分だと思う。家賃だけでなく住宅ローンもBilt経由で支払えるようになっていて、対象の住宅支払いに取引手数料がかからないのが特徴だね。

前みたいに、家賃を払えば自動的に1ドル=1ポイントですか?

そこが大きく変わったところ。今は住宅支払いだけに使えば常に1X、という仕組みではないよ。「Housing-only rewards」を選ぶ場合、毎月の日常利用額が家賃・住宅ローンの25%以上なら0.5X、50%以上なら0.75X、75%以上なら1X、同額以上なら1.25Xになる。条件未達でも月250ポイントはもらえる仕組みだよ。

ということは、昔みたいに「家賃だけBilt、普段の買い物は全部Active Cash」という使い方だと、Biltのメリットを最大化できないんですね。

そう。だからBiltは、家賃・住宅ローンが大きくて、日常支出もBiltにある程度まとめられる人に向いているカードになったと考えた方がいい。逆に、家賃だけ払いたい人なら、昔ほど単純な「必須カード」ではないよ。
アメリカ駐在でおすすめのクレジットカードの組み合わせ
- とにかくシンプルにしたい
- Wells Fargo Active Cash Card 1枚
- 食費が大きい家庭
- Active Cash:スーパー以外の普段使い
- Blue Cash Preferred:U.S. supermarkets、対象ストリーミング、ガソリン、transit
- 家賃・住宅ローンも活用したい
- 上記にBilt Blueを追加
- ただし住宅ポイント率を上げるには、Biltでの日常利用も必要

結局、3枚全部作った方がいいですか?

いや、3枚全部を作る必要はないよ。この記事で紹介している3枚は「用途別の候補」と考えてね。

一番簡単なのはActive Cashだけですね。

そう。そこから、食費が大きければBlue Cash Preferred、家賃や住宅ローンをBiltで払うメリットが大きければBilt Blueを追加する。自分の支出に合わないカードを、ボーナスだけで増やさないのが大事だよ。
入会ボーナスだけでクレジットカードを選ばない

アメリカのクレカって、入会ボーナスがかなり大きいカードもありますよね。

うん。入会ボーナス自体は魅力的だし、条件を無理なく達成できるなら受け取っていい。ただ、入会ボーナスだけを見てカードを作るのはおすすめしないよ。

長期的に使うかも考えた方がいいということですか?

そう。年会費、普段の還元率、ポイントの使い道、自分が特典を本当に使うかまで見よう。たとえばHilton Honors American Express Surpassは、現在は初年度年会費$0、その後$150で、Hilton利用12X、U.S. restaurants・U.S. supermarkets・U.S. gas stationsで6Xなどの特典がある。Hiltonをよく使う人には十分候補になるカードだよ。

じゃあ、ホテル系カードが全部ダメというわけではないんですね。

もちろん。Hiltonをあまり使わない人がHiltonポイントを大量に持っても使いにくい、というだけ。逆にHiltonに頻繁に泊まる人なら、ホテル系カードの方が合うこともあるよ。

結局、自分の生活に合うかが大事ですね。

その通り。クレカ記事にはアフィリエイトリンクが含まれることも多いから、どの記事でも「おすすめ」という言葉だけで決めず、公式条件と自分の支出を照らし合わせて選ぶのが安全だね。
アメリカで作ったクレカは日本や海外で使ってもお得?

そういえば、アメリカで作ったクレジットカードって、日本や海外でも使った方がお得なんですか?

カードによるよ。ここは一括りにしない方がいい。たとえばActive Cashは海外取引手数料3%、Blue Cash Preferredは2.7%だから、海外利用には向きにくい。一方、Bilt Card 2.0には海外取引手数料がないよ。

旅行系カードにも海外手数料がないものがありますよね。

そう。Chase Sapphire PreferredやHilton Surpassのように海外取引手数料がないカードもある。だから、海外で使うなら「そのカードにforeign transaction feeがあるか」を確認するのが基本だね。

日本に最終帰国したあとも維持した方がいいですか?

それはカード会社の住所要件や口座管理、年会費、今後アメリカで使う予定があるかで変わるよ。最終帰国時の考え方は別の記事で詳しく説明しているから、そっちを見てね。
まとめ:アメリカ駐在のクレジットカードは「用途別に少数精鋭」でOK
- 迷ったらWells Fargo Active Cash Card
- 年会費無料、対象となる買い物で一律2%のキャッシュリワード
- カテゴリーを考えずに使いやすい
- スーパー支出が大きいならBlue Cash Preferred
- U.S. supermarketsで6%(年間$6,000まで、その後1%)
- 年会費があるので、使う金額を考えて選ぶ
- 家賃・住宅ローンも活用したいならBilt Blue
- 年会費無料、住宅支払いの取引手数料なし
- ただし2026年から仕組みが変わり、ポイント率は日常利用額などに連動
- 旅行系・ホテル系カードも、旅行頻度が高い人には有力
- 「キャッシュバックだから必ず得」「ポイントだから必ず損」とは限らない
- 入会ボーナスだけで選ばず、年会費・普段の還元率・海外取引手数料・使い道まで確認する



