
先輩〜!クレジットスコアも育ってきたので、2枚目のカードを作ろうと思っています。駐在ブログでよく見るHiltonとかMarriottのカードがいいですか?

ホテルを年に何度も使うなら候補になる。でも、普通の駐在員が「2枚目だから」と何となくホテルカードを作るのはおすすめしないよ。ホテルカードは、使う人には強いけど、使わない人にはポイントも特典も完全に持て余すからね。
- 時間がない人のために、先に結論!
- ホテルカードそのものが悪いわけではありません
- 「1ポイントの価値」だけでカードを比較しない
- Hilton Surpassは、Hiltonを使う人にはかなり強い
- Marriott Boundlessも「毎年泊まる人」には分かりやすい
- Waldorf AstoriaもRitz-Carltonもホテルチェーンの中にある
- ダイナミックプライシングでも「ポイントが無価値」にはならない
- ホテルに無料で泊まっても、使いすぎれば節約にはならない
- ホテル系クレカをおすすめできる人
- 逆に、ホテルカードをおすすめしない人
- ホテル好きなら、この4枚は候補になる
- 特定ホテルに縛られたくないならキャッシュバックカード
- まとめ:ホテルカードは「使う人には強い、使わない人には不要」
時間がない人のために、先に結論!
- ホテル系カードを「誰にでもおすすめ」はしない
- ポイントの使い道が系列ホテル中心に限定される
- 年会費や特典を回収できる人とできない人の差が大きい
- ただしHilton・Marriottをよく使う人には強い
- Hilton Surpass:Gold Status、最大$200/年のHilton Credit、Hilton利用12Xなど
- Marriott Boundless:毎年35,000ptまでのFree Night Award、Marriott利用6Xなど
- 「1ポイントの価値が低い=カードが損」ではない
- カードによって1ドルあたり3X、6X、12Xなど獲得倍率が違う
- ポイント単価だけで比較してはいけない
- 普通の駐在員なら、まずキャッシュバックカードの方が使いやすい
- ホテルを選ばず、現金として価値が固定される
- 短期駐在でもポイントを残しにくい
- 出張が多い・特定チェーンを毎年使うならホテルカードを検討
ホテルカードそのものが悪いわけではありません

じゃあ、HiltonやMarriottのカードは損なんですか?

そこまで単純じゃないよ。ホテルカードは「特定のホテルチェーンを使う人向けの専門カード」だと思えばいい。

専門カード?

Hiltonのカードなら、Hilton系列を使うほど価値が出る。MarriottならMarriott系列。逆に、年に1回泊まるかどうかなら、現金で返ってくるキャッシュバックカードの方が圧倒的に管理しやすい。

駐在員ならとりあえずHilton、ではないんですね。

そう。自分の旅行パターンが先、カードは後。これがホテルカード選びの基本だよ。
「1ポイントの価値」だけでカードを比較しない

ホテルポイントを見るときに、一番やってはいけないのが1ポイントの価値だけで比較すること。

Hiltonポイントは1ポイントの価値が低い、とよく言いますよね。

ポイント単価が低めなのは事実としても、カードの獲得倍率が全然違う。たとえばHilton Honors American Express Surpass Cardは、Hiltonで12X、米国レストラン・米国スーパー・米国ガソリンスタンドで6X、米国オンライン小売で4X、その他でも3Xだよ。

1ドルで1ポイントじゃないんですね。

そう。だから、「Hiltonポイントは1ptの価値が低いから、他カードの2〜3倍損」という計算は成立しない。比較するなら、1ドル使った時に最終的にどれぐらいの価値が戻るかを見る必要がある。

Marriottも同じですか?

同じ。Marriott Bonvoy BoundlessはMarriottで6X、年間最初の$6,000まで対象のスーパー・ガソリン・レストランで3X、その他2X。ポイント単価だけ見てもカードの強さは分からないよ。
Hilton Surpassは、Hiltonを使う人にはかなり強い
Hilton Honors American Express Surpass Card
- 年会費:初年度$0、その後$150
- Hilton系列:12X
- 米国レストラン・米国スーパー・米国ガソリンスタンド:6X
- 米国オンライン小売:4X
- その他:3X
- Hilton Honors Gold Status
- Hiltonで使えるStatement Credit:四半期最大$50、年間最大$200
- 年間$15,000利用でFree Night Reward
- Foreign Transaction Fee:なし

これ、普通に強くないですか?

Hiltonを使うなら強いよ。特に年間最大$200のHilton Creditをきちんと使える人なら、2年目以降の$150年会費も回収しやすい。Gold Statusも付く。

じゃあ、おすすめじゃない理由は?

その$200 Creditは四半期ごとに最大$50。Hiltonを年1回しか使わない人は全部回収しにくい。Gold StatusもHiltonに泊まらなければ価値ゼロ。つまり、特典が豪華だから作るのではなく、特典を使う生活をしている人が作るカードなんだ。
Marriott Boundlessも「毎年泊まる人」には分かりやすい
Marriott Bonvoy Boundless Credit Card
- 年会費:$95
- Marriott Bonvoy参加ホテル:6X
- 年間最初の$6,000まで、対象のスーパー・ガソリン・レストラン:3X
- その他:2X
- 毎年のカード更新時:最大35,000ポイントのFree Night Award
- Silver Elite Status
- 15 Elite Night Credits

年会費$95で毎年Free Nightがあるなら、使いやすそうですね。

Marriottに毎年泊まる人なら分かりやすいね。Free Night Awardを年会費以上の宿泊に使えるなら、それだけで持つ意味が出る。

Hiltonより使いやすい人もいそう。

そう。ホテルカードは「どのチェーンが一番お得か」ではなく、自分がどこに泊まるかで決めるものだよ。
Waldorf AstoriaもRitz-Carltonもホテルチェーンの中にある

せっかく高級ホテルに泊まるなら、HiltonやMarriottじゃなくてWaldorf AstoriaとかRitz-Carltonの方がいいんじゃないですか?

実は、Waldorf AstoriaはHiltonのラグジュアリーブランド、Ritz-CarltonはMarriottのブランドだよ。

え、そうなんですか!

Hilton HonorsポイントはWaldorf AstoriaやConradでも使えるし、Marriott BonvoyポイントはRitz-CarltonやSt. Regisでも使える。だから「ホテル系ポイントだと高級ホテルを選べない」ということもないよ。

むしろ、上手く使えばラグジュアリーホテルにも使えるんですね。

そう。ただ、必要ポイント数は日付やホテルで変わるから、いつでも固定ポイントでお得に泊まれるわけではない。ここは注意しよう。
ダイナミックプライシングでも「ポイントが無価値」にはならない

最近はホテルポイントもダイナミックプライシングだから、お得じゃなくなったんですよね?

必要ポイント数が宿泊日や需要で動くようになって、昔より単純ではなくなったのは確か。でも、ダイナミックプライシング=ポイントがお得に使えない、ではないよ。

どういう時に使うといいですか?

ホテル料金が高い日にポイント宿泊が相対的に安い時、Free Night Awardをうまく使える時、連泊特典を使える時などは価値が出る。逆に、現金料金が安い日は現金で払った方がいいこともある。

ポイントは「1ポイント=絶対○セント」ではなく、使い方で価値が変わる通貨だと思うと分かりやすいね。
ホテルに無料で泊まっても、使いすぎれば節約にはならない

ポイントでホテルに無料宿泊できるなら、やっぱり節約になりますよね。

無料宿泊自体はもちろん得。ただし、「ポイントがあるから旅行する」「無料宿泊だからホテルの高いレストランも使う」となると、トータルの支出が増えることはあるよ。

カードのために生活を変えない方がいいってことですね。

その通り。もともと行く旅行の費用を下げるためにポイントを使うのが理想。ポイントを使うために旅行を増やしたら、節約にはならないからね。
ホテル系クレカをおすすめできる人
- 出張が多く、会社経費でホテルに頻繁に泊まる人
- Hilton・Marriott・IHG・Hyattなど、毎年使うチェーンが決まっている人
- ホテルの上級会員特典を実際に使う人
- Annual Free Nightを毎年確実に使える人
- Statement Creditを無理なく使い切れる人
- ポイント管理が好きで、特典宿泊を自分で探せる人

出張が多い駐在員には相性よさそうですね。

かなりいい。会社精算できるホテル代を自分のカードで払えるならポイントが大量に貯まるし、宿泊回数も多いからStatusの価値も出る。ホテルカードが一番輝くのはこういう人だね。
逆に、ホテルカードをおすすめしない人
- ホテルに年1〜2回しか泊まらない
- 毎回いちばん安いホテルを自由に選びたい
- アメリカ駐在が短く、ポイントを残したくない
- 年会費のあるカードを増やしたくない
- ポイント計算や特典条件を管理したくない
- 「入会ボーナスが大きい」という理由だけで作ろうとしている

このタイプなら、ホテルポイントより2%前後のキャッシュバックの方が分かりやすい。何にでも使えるし、帰国前にも処理しやすいからね。
ホテル好きなら、この4枚は候補になる
- Hilton:Hilton Honors American Express Surpass Card
- Hilton利用が多い人、Gold StatusとHilton Creditを使える人向け
- Marriott:Marriott Bonvoy Boundless Credit Card
- 年$95でAnnual Free Nightを使いたい人向け
- IHG:IHG One Rewards Premier Credit Card
- 年会費$99、IHG利用10X、Platinum Elite Statusなど
- Hyatt:World of Hyatt Credit Card
- 年会費$95、毎年Category 1–4のFree Night、Hyatt利用4Xなど

結局、ホテル好きならホテルカードも全然ありですね。

あり。ただし、カードを先に選んでホテルを合わせるのではなく、よく使うホテルにカードを合わせる。これを逆にしないことだね。
特定ホテルに縛られたくないならキャッシュバックカード

ホテルは好きだけど、HiltonにもMarriottにも泊まりたい場合は?

それなら、ホテル専用カードを無理に作らず、普段はキャッシュバックカードを使うのがシンプル。現金ならHiltonにもMarriottにもHyattにも使えるからね。

普通の駐在員にはそっちの方が楽そう。

そう。だから僕は、ホテル利用が多い人以外には、2枚目としてホテルカードを優先しない。まず普段使いのカードを固めて、必要になったらホテルカードを足すのがおすすめだよ。
まとめ:ホテルカードは「使う人には強い、使わない人には不要」
- Hilton・Marriottのポイント単価だけ見て、カードの損得を決めない
- カードごとに獲得倍率が大きく違う
- Hilton SurpassはHiltonを使う人には強い
- Gold Status、最大$200/年のHilton Credit、Hilton 12Xなど
- Marriott Boundlessは毎年Free Nightを使える人に分かりやすい
- Waldorf AstoriaはHilton、Ritz-CarltonはMarriott系列
- 出張・ホテル利用が多い人はホテルカードを検討
- ホテル利用が少ない普通の駐在員は、まずキャッシュバックカードでOK

「ホテルカードはダメ」じゃなくて、「自分が本当にホテルを使うか」で決めるんですね。

その通り。入会ボーナスの数字ではなく、2年目以降も年会費以上に使えるか。そこだけ見れば失敗しにくいよ。



