今回の記事では、アメリカで大人気の証券口座「ロビンフッド(Robinhood)」の開設方法を詳しく説明するよ。口座の解約方法やETFの買い方も解説しているから、ぜひ最後まで読んでみてね。
事前に必要なもの
事前に準備するのは、これだけでいいよ。
- SSN
- スマートフォンあるいはタブレット端末(PCからできません)
- 銀行口座情報
アカウントの設定
まずは、Robinhoodのアカウントを作っていこう。全部、スマホでやれるから簡単だよ。まずは、以下のボタンから、Robinhoodのトップページにアクセスしてね。
- 「Sign Up(アカウントを開設)」をクリック
- メールアドレス、パスワード、名前、電話番号、生年月日、居住地の住所、国籍などを入力
- 「Where are you a citizen?」という国籍についての質問には「Japan」と回答
- SSN番号の入力
- 「How much investment experience do you have?(投資経験はどれぐらいあるか?)」という質問
- 選択肢は、「None(経験なし)」、「Not much(少し)」、「I know what I’m doing(平均以上)」、「I’m an expart(投資専門家)」
- 単なる調査目的なので、当てはまるものを正直に選べば大丈夫
- NISAをやっていたなら、「Not much」で良いです
- 「Commission-Free Option Trading(オプション取引)」を有効にするかの質問
- 「No」でOK
- その後、あなたの雇用情報の追加情報が聞かれる場合がありますが、そのまま答えましょう
- 最後に、2つの同意書の確認が求られめます
- ページ下部の「Agree and Continue(同意して続行)」をクリック
資金の振り込み
次に、投資用のお金をRobinhoodの口座に振り込むよ。最低の預入金額は1ドルだから、気楽にはじめられるね。
- 投資に使う銀行を選ぶ
- 口座を選ぶ
- 最初に振り込む金額を選ぶ
- NISAの時と同じぐらいの額(3万3333円)ということで、200ドルぐらいからはじめてもいいよ。まずは様子見ということで、とりあえず10ドルぐらいからはじめても大丈夫。好きに決めよう。
- 「Set a deposit schedule(自動振り込みの設定)」は、今は設定しなくて大丈夫です(あとで変更可能)
これでアカウント登録が完了だよ。簡単だったでしょ。
本当に4分で終わりましたね。超簡単でした!
だよね。ただ、今からすぐに使えるわけではないので、注意だよ。大体、Robinhoodの審査が4〜7日はかかるから、その間は少し待っていよう。
ロビンフッド口座の解約もアプリで簡単にできる
ちなみに、ロビンフッドの口座を解約する時はどうすればいいんですか?
解約も全部アプリで簡単に出来るよ。まず、すべての保有している株・ETFを売却したあと、預金を自分の銀行にちゃんと移すよ。それから、アプリの「Account Information」のところから、「Deactivate Account(アカウントを解約する)」を選ぶだけで終わり。
え、超簡単ですね!
うん。一部の証券口座には、解約手続きが面倒くさいところがあるけど、ロビンフッドはそんな心配はまったくないよ。
入会ボーナスの株を無料でゲットする
入会ボーナスでもらえる株は、受け取り手続きが必要だから、忘れないでね。
- アプリのトップに、「Claim free stock」とあるので、そこからボーナスの株を受け取ろう
- 大体2〜200ドル分の価値の株がもらえます
- AppleやMicrosoftなど、S&P 500の構成銘柄の株であることがほとんど
- 200ドル分の価値がある株がもらえることは非常にまれなので、あまり期待しないようにしましょう
おっ、入会ボーナスの株でAppleゲットした!ラッキー!
ロビンフッドで株・ETFを買ってみよう
ロビンフッドのアカウントを作ったときに、最初にお金を振り込んでいたよね。そのお金で株やETFを買ってみよう。
了解です。
今回は、アメリカでもっとも人気が高く、安定して成長している「VOO」の買い方を解説するよ。アメリカ版「eMaxis Slim S&P 500」みないたものだよ。
- アプリの上部にサーチアイコン(虫めがねマーク)があるので、「VOO」で検索
- VOOG、VOOVなどと間違えないように気をつけよう
- 「Buy」を選ぶ
- 買い方は2つ
- 1:株単位で購入する
- Shareのところに、購入したい株数を入力
- 0.1株などの購入も可能
- 2:指定金額分だけ購入する
- 右上の「Shares」を選ぶ
- 「Buy in dollars」を選ぶ
- 買いたい金額を入力
- 1:株単位で購入する
- 「Review」を押して、購入内容を確認する
- 「Swipe up to submit」と書いてある部分を、上にスワイプして購入が完了
これで購入が完了。簡単でしょ?
購入もとても簡単ですね。少ない金額から買えるのは、とてもありがたいです。
VOOを毎月積み立て購入を設定する
次に、毎月積み立てで買う設定方法について説明するね。
- アプリで、購入しているETF(投資信託)を選ぶ
- 「Buy」を選ぶ
- 右上にある「Shares」を選ぶ
- 「Conditional Orders」から「Recurring Investment(積み立て設定)」を選ぶ
- 「Monthly(毎月)」を選ぶ
- 引き落とし日に、口座残高が足りないことにならないように注意
- 利用する口座を選ぶ
- 購入金額を選ぶ
毎月の積み立て設定も簡単でした!2分でできますね。
元本はできるだけはやく大きくする
毎月の積み立て設定が終わったら、早めに元本を大きくしよう。毎月、200〜300ドルだけ投資しても、アメリカ駐在が終わった頃には大きな利益は出ないからね。
そうなんですね。毎月、200〜300ドル積み立てるだけで、満足してしまっていました。
生活防衛費(3〜6ヶ月分の生活費)を残して、残りのお金(余剰資金)はすべてVOOの購入に回そう。
生活防衛費は、生活費3〜6ヶ月と幅がありますけど、どうやって決めればいいんですか?
駐在員と配偶者の方だけの生活であれば、生活費が3ヶ月もあれば十分だよ。もしお子さんがいて、アメリカ駐在期間中に進学などの大きいイベントがある場合は、生活費6ヶ月分は残しておいた方がいいね。
了解です。
もちろん、ETFを購入したとしても、購入するのと同じくらい簡単に、いつでも売却できるので、もしもの時の心配はしなくて大丈夫だよ。
売却も簡単にできるのは、ありがたいですね。
生活防衛費は、前に紹介した高金利の銀行口座に預けておけば大丈夫だよ。
SoFiとかMarcusとかですね。
そうそう。ただし、間違っても、生活防衛費以上のお金を銀行に絶対に預けないようにしよう。確かに今のネット銀行は高金利の多いけど、金利はすぐにまた下がるから、高金利の口座に入れておくだけでは資産運用にならないからね。
そうでしたね。海外送金サービスを使って、日本の銀行口座にある余剰資金を、できるだけはやくアメリカの証券口座に移すのが良いんでしたね。
そうそう。海外送金は、Wiseが一番安く、世界的にも信頼されているサービスだからこれ一択だね。
Wiseの登録もスマホから簡単にできたので、早速、日本にある余剰資金を移します!
うん。そうだね。あとは、VOOを毎月積み立てで買える設定にして、駐在期間が終わるまで放置しよう。