先輩〜!今まで、色々なお得な商品・サービスを教えてくれて、ありがとうございました。同時に、全然お得じゃないのに、アメリカ駐在系ブログではおすすめとして紹介されるものがたくさんあるのも勉強になりました。
アメリカ駐在系ブログは、全然お得じゃない商品・サービスを「おすすめ」と宣伝して、その会社から紹介料をもらっているケースが多いからね。気をつけないといけないね。
どういうものがおすすめじゃないとかありますか?
じゃ、今回は、アメリカ駐在系ブログがよく激推ししているけど、それは単にアフィリエイト目的で、全然お得じゃない商品・サービスをまとめるね。逆に、これを激推ししているアメリカ駐在系ブログはやばいので気をつけよう!
時間がない人のために、先に結論!
- アメリカ駐在系ブログでは、紹介料を得ることを目的に、全然お得じゃない商品・サービスを宣伝していることが多いので注意
- とくに、以下のような商品・サービスを紹介しているアメリカ駐在系ブログには気をつけよう
- 楽天モバイル
- 日本の携帯電話番号を維持するためにおすすめされるが、非常に高い
- povoの方が圧倒的に安い
- 「JAL USA CARD」「ANA CARD U.S.A.」、AMEXクレジットカード
- 日本で作っておくべきクレジットカードとしておすすめされるが、年会費が高い
- 「Wiseデビットカード」「楽天カード」があれば十分
- チェイス銀行
- アメリカで作るべき銀行口座としておすすめされるが、口座維持費無料条件があり、超低金利
- 「Marcus」「SoFi」の方が圧倒的にお得
- ウェルスフロント
- 高金利口座としておすすめされるが、証券会社なので、今後、高金利をいつまで続けるかが不透明
- 「Marcus」「SoFi」の方が安定して高金利
- ヒルトン、マリオットなどの高級ホテル系のクレジットカード
- 高級ホテルのポイントは、ポイント価値が他より低く、使い道も限定されているので使いにくく、無駄な出費につながる
- 「Wells Fargo Active Cash Card」、「Blue Cash Preferred Card from American Express」のようなキャッシュバック系クレカの方が断然お得
- Booking.com、Expedia、Agoda、Hotels.comなどのオンライン旅行代理店
- オンライン旅行代理店は、ダイナミックプライシングの浸透で、近年業績悪化が進み、トラブル続出
- 今は、オンライン旅行代理店より、ホテルや航空会社から直接予約するのが最安
- NordVPN、MillenVPNなどのVPN会社
- TVerやNetflixをVPNを使ってみるのは規約違反
- 規約違反をそそのかす記事を書いているブログは、他の記事も信頼できない
- 日本帰国後もアメリカの銀行口座・クレジットカードを維持する方法を解説している記事
- 帰国後も、アメリカの銀行口座・クレカを維持するのは、基本的に規約違反
- 規約違反をそそのかす記事を書いているブログは、他の記事も信頼できない
楽天モバイル
アメリカに行く前に、日本の携帯電話契約をどうするか悩むよね。
そうですね。アメリカに行くと使うことはないですが、日本の電話番号は維持しておきたいとは思います。
そのときに、怪しいアメリカ駐在系ブログで激推しされているのが「楽天モバイル」だね。
日本でも有名ですよね。
アメリカ駐在系ブログで、よくおすすめされているのをみるけど、まったくおすすめできないんだ。なぜなら、維持費が非常に高いからね。毎月大体1,000円ぐらいかかり、駐在期間を5年だとしたら6万円ぐらいになるよ。ほとんど使わない携帯電話の契約に、こんなにお金を使うのはただの無駄だね。
ですね。なんでそんなにおすすめされるんですかね?
ご存じのように、楽天モバイルって楽天の事業の中でも一番大きな赤字を出しているんだ。そのダメージが楽天グループ全体に広がってて、最近、関連会社も次々とサービスを改悪していっているよ。
ふむふむ。
そして、これ以上の赤字を何とか回避するために、今、楽天モバイルは、ブログ紹介料を上げているんだ。つまり、ブロガーが楽天モバイルを紹介して稼げるお金が増えているんだよね。
なるほど。だから、お金を稼ぎたいアメリカ駐在系ブログで、全然良いサービスじゃないのに、おすすめしているんですね。
そういうこと。ブロガーに入る紹介料が上がったところで、消費者にとって楽天モバイルの費用が高いのには変わりないよ。でも、その高額な紹介料に目がくらみ、楽天モバイルを宣伝しているアメリカ駐在系ブログはかなり多いね。
そうなんですね。
とくに楽天モバイル推しているのは、駐在妻系のブログで多いね。とても親しみやすい口調で書かれたブログが多いから、一見ついつい信じてしまいそうになるんだけど、冷静に考えたら、お金の無駄だからね。
では、日本で携帯電話の番号を維持するためのおすすめの会社はどれですか?
povo一択だね。詳しくはこちらに解説したよ。
「JAL USA CARD」「ANA CARD U.S.A.」、AMEXクレジットカード
アメリカ駐在系ブログでは、アメリカに行く前に、日本で作っておいた方がいいクレカをおすすめしていることが多いね。
そうですね。よくみるのは、「JAL USA CARD」、「ANA CARD U.S.A.」、AMEXクレジットカードですね。それを作っておけば、アメリカに行ったときに、すぐにクレジットスコアを貯めはじめられるから、アメリカのお得なクレカをはやく作れるようになるって書いてありますね。
そう書いてあることが多いね。でも、その3つはどれもまったくおすすめしないよ。
何でですか?
年会費が高いからだね。確かに、アメリカでお得なクレカを作るのが多少早くなるかもしれないけど、アメリカでお得なクレカを作ると、日本で作ったクレカは使わなくなるんだ。使わないクレカのために年間1〜2万支払うのは、単なるお金の無駄だよね。しかもその年会費は駐在期間ずっとかかるから、それだけで10万前後かかるよ。
そうですね。
確かに、AMEXクレジットカードがあれば、かなり早くアメリカでお得なクレカを作ることができるんだよね。でも、やっぱり年会費が高すぎる。それなら、アメリカに着いてすぐに、クレジットスコアがない人でも作れるクレカを作って、半年間かけてスコアを上げていっても、全然問題ないよ。詳しくはこちらの記事をチェックしてね。
じゃ、代わりに日本で作っておくべきクレジットカードはありますか?
日本では、「Wiseデビットカード」(プリペイドカード)と「楽天カード」だけを作っておけば十分だね。詳しくはこっちをチェックしてね。
チェイス銀行(Chase Bank)
アメリカに来たときに、どの銀行口座を作るか悩むよね。
そうですね。
アメリカ駐在系ブログでは、Chase銀行(チェイス銀行)を激推ししているものが多いけど、それも全然お得じゃないよ。
何でですか?
Chase銀行はメガバンクなんだけど、口座維持費無料には条件があるし、金利も超低金利なんだ。アメリカには、口座維持費が無条件で無料で、同時に、高金利のネット銀行がたくさんあるから、絶対にそっちを使った方がお得だよ。
Chaseも結局、紹介料目当てのアメリカ駐在系ブログが多いってことですか?
そうだね。一応、彼らの言い分としては、Chaseの銀行口座を作ると、Chase系のクレカが作りやすいって正当化はしているね。でも、それはただの都市伝説で、クレジットスコアをしっかり上げておけば、Chaseの口座がなくても問題なく、Chase系のクレカを作れるよ。クレジットスコアの上げ方はこの記事でも解説したよ。
なるほど。じゃ、代わりにおすすめの銀行口座はどこですか?
今なら、「Marcus」か「SoFi」が安定して高金利だからおすすめだね。詳しくはこっちの記事をチェックしてね。
ウェルスフロント、ベターメントなどの高金利口座
今、アメリカにはたくさんの高金利口座があって、実は、さっきおすすめした「Marcus」や「SoFi」よりも高金利なこともあるんだ。
どういったところですか?
たとえば、「ウェルスフロント(Wealthfront)」や「ベターメント(Betterment)」だね。これもアメリカ駐在系ブログで激推ししている人がいるけど、あまりおすすめしないね。
何でですか?
ウェルスフロントもベターメントも銀行じゃなくて証券会社で、他社との差別化のために、今、一時的に高金利口座を提供しているけど、それがどれだけ続くかわからないからだね。
ふむふむ。
証券会社が利益を上げるのは、客が投資をしたときの手数料なんだよね。にもかかわらず、投資をせずに、高金利の口座だけ維持している人なんて、証券会社にとっては何のメリットにもならないからね。だから、客をある程度獲得できたら、一気に金利を下げたり、高金利維持条件に月に○回・○ドル以上の投資などが入る可能性があるね。
なるほど。
それに対し、「Marcus」や「SoFi」の方がより安定的に高金利口座を提供してくれる可能性が高いから、「ウェルスフロント」とかは使わない方がいいだろうね。まぁ、Chaseをおすすめしているブログに比べれば、だいぶマシだけどね。詳しくはこの記事をみてね。
ヒルトン、マリオットなどの高級ホテル系のクレジットカード
アメリカにはたくさんお得なクレジットカードがあるよね。
そうですね。アメリカ駐在系ブログでは、ヒルトンやマリオットなどの高級ホテル系のクレカを推している人が多いですね。
だね。たとえば、「Hilton Honors American Express Surpass Card」などだね。でも、高級ホテル系のクレジットカードも全然おすすめできないんだよね。
何でですか?
ヒルトンやマリオットで貯まるポイントって、1ポイントの価値が低いんだ。大体1ポイント=0.4〜0.8セントぐらいが多いね。その他のクレカだと、1ポイント=1セントぐらいが多いんだけどね。このコンマ数%の違いが、長期間になると大きな差になってくるよ。
ふむふむ。
あと、今、アメリカでお金に詳しい人は、高級ホテル系のクレカを使ってないよ。代わりに、キャッシュバック系のクレカを使っているね。ヒルトンのポイントはヒルトンでしか使えないけど、キャッシュバックで返ってきたお金は、すべての買い物で使えるから、圧倒的にお得だよね。
そうですね。おすすめのクレカはありますか?
「Wells Fargo Active Cash Card」、「Blue Cash Preferred Card from American Express」「Bilt World Elite Mastercard Credit Card」だね。この3枚だけ持っていれば、アメリカではお得に生活できるよ。
なるほど。
アメリカ駐在系ブログは、ブログ読者に不必要なたくさんのクレカを作らせることで儲けているから、そういうブログの言っていることを真に受けないようにしよう。クレカなんて、この3枚あれば十分だし、これ以上あるとリスクも出てくるよ。詳しくはこちらの記事をチェックしてね。
Booking.com、Expedia、Agoda、Hotels.comなどのオンライン旅行代理店
飛行機やホテルの予約をするとき、オンライン旅行代理店が有名だよね。航空券だとSkyscanner、ホテルだとBooking.com、Hotels.com、Agoda、総合だとExpediaとかだね。
超有名どころですね。そういったところで予約すると、安いイメージがあります。
5年ぐらい前までだったら、オンライン旅行代理店で航空券やホテルを予約するのが一番安かったんだよね。でも、今はダイナミックプライシングが業界に急速に広がったことで、航空券やホテルは航空会社やホテルのサイトから直接予約するのが最安になっているよ。
そうなんですね。
なので、近年、オンライン旅行代理店はどこも急速に業績が悪化しているんだ。それによって、オーバーブッキングなどのトラブルも急増してて、僕もBooking.comで何度か、当日ホテル行ったらオーバーブッキングになってて、急いでホテル取り直したことがあったよ。当然、割高なホテルに泊ま羽目になったね。
え、めっちゃひどいですね。
うん。こうなると旅行の予定が一気に狂うからね。最近は本当に、オンライン旅行代理店のトラブルが増えているから、使うのは絶対におすすめできないよ。
なるほど。でも、なんでそんなにアメリカ駐在系ブログで激推しされるんですか?
やっぱり紹介料が高いからだね。楽天モバイルと似てるけど、オンライン旅行代理店はここ数年、ブロガーの紹介料をかなり高くしているね。なので、お金を稼ぎたいブロガーは積極的に紹介しているね。詳しくはこちらの記事をみてね。
NordVPN、MillenVPNなどのVPN会社
VPNは、安全なネットワークを構築することが出来るサービスで、セキュリティ目的で使われることが多いんだ。
何か聞いたことあります。海外で、日本のネットワークにもアクセス出来るってやつですよね。
そうだね。よくVPNを使って、TVer、Netflix、Hulu、Abema TVなどを観ている人がいるね。でも、VPNを使って、そういったストリーミングサブスクを観るのは、規約違反と明示されているよ。
え、そうなんですか?
うん。VPN自体は合法だから使うのにまったく問題ないんだけど、VPNを使ってTVerが観れるとかって言うと、ブログ読者に規約違反をそそのかしていることになるからね。
なるほど。
規約違反をそそのかしているようなアメリカ駐在系ブログが、その他の商品・サービスでちゃんと規約を守っているかは、かなり疑わしいよね。その人が規約違反したことで罰則を受けるのは何の同情の余地もないけど、もしブログ読者が、アメリカ駐在系ブログに書かれていることを信じ、不利益を受けたら、かわいそうだからね。なので、TVerとかを観るためにVPNを紹介していているアメリカ駐在系ブログは、本当に気をつけよう。
何で規約違反のことをすすめてまで、VPNを激推しするんですかね?
VPNをブログで紹介した時にもらえる紹介料がかなり高いからだね。なので、お金を稼ぎたいアメリカにとっては、大人気案件なんだよね。
アメリカの銀行口座・クレジットカードを日本で維持する方法の解説
最後は、サービスというより、こういう記事を書いてあるアメリカ駐在系ブログには、とくに気をつけようというものだよ。
どういう記事ですか?
アメリカで作った銀行口座やクレジットカードを、日本帰国後も維持する方法を解説しているブログのことだね。
よくみますね。
うん、めっちゃ多いね。でも、日本への最終帰国後、アメリカの住所がなくなった状態で、アメリカの銀行口座やクレカを維持することは、基本的には規約違反になっているね。
そうなんですね。
うん。そもそも、アメリカで作った銀行口座やクレジットカードを日本で維持するメリットってまったくなく、むしろリスクしかないのに、維持しようとしている人が多いんだ。
何でですかね。
答えは単純だよ。自分のブログで、Chaseの銀行口座やヒルトンなどのクレカを紹介して、ブログ読者が申し込んだときに銀行やクレカ会社から報酬を受け取るには、口座やクレカを維持しておかなくちゃいけないんだ。
なるほど。
なので、彼らにとっては、リスクをとってまで得られるリターンが大きいから、そうしているんだけど、一般的なアメリカ駐在員にとっては、メリットゼロで、リスクしかないから、維持する必要はまったくないよ。詳しくはこちらで解説したよ。
まとめ:アメリカ駐在系ブログの「おすすめ」には本当に気をつけよう
- アメリカ駐在系ブログでは、紹介料を得ることを目的に、全然お得じゃない商品・サービスを宣伝していることが多いので注意
- とくに、以下のような商品・サービスを紹介しているアメリカ駐在系ブログには気をつけよう
- 楽天モバイル
- 日本の携帯電話番号を維持するためにおすすめされるが、非常に高い
- povoの方が圧倒的に安い
- 「JAL USA CARD」「ANA CARD U.S.A.」、AMEXクレジットカード
- 日本で作っておくべきクレジットカードとしておすすめされるが、年会費が高い
- 「Wiseデビットカード」「楽天カード」があれば十分
- チェイス銀行
- アメリカで作るべき銀行口座としておすすめされるが、口座維持費無料条件があり、超低金利
- 「Marcus」「SoFi」の方が圧倒的にお得
- ウェルスフロント
- 高金利口座としておすすめされるが、証券会社なので、今後、高金利をいつまで続けるかが不透明
- 「Marcus」「SoFi」の方が安定して高金利
- ヒルトン、マリオットなどの高級ホテル系のクレジットカード
- 高級ホテルのポイントは、ポイント価値が他より低く、使い道も限定されているので使いにくく、無駄な出費につながる
- 「Wells Fargo Active Cash Card」、「Blue Cash Preferred Card from American Express」のようなキャッシュバック系クレカの方が断然お得
- Booking.com、Expedia、Agoda、Hotels.comなどのオンライン旅行代理店
- オンライン旅行代理店は、ダイナミックプライシングの浸透で、近年業績悪化が進み、トラブル続出
- 今は、オンライン旅行代理店より、ホテルや航空会社から直接予約するのが最安
- NordVPN、MillenVPNなどのVPN会社
- TVerやNetflixをVPNを使ってみるのは規約違反
- 規約違反をそそのかす記事を書いているブログは、他の記事も信頼できない
- 日本帰国後もアメリカの銀行口座・クレジットカードを維持する方法を解説している記事
- 帰国後も、アメリカの銀行口座・クレカを維持するのは、基本的に規約違反
- 規約違反をそそのかす記事を書いているブログは、他の記事も信頼できない