アメリカ駐在にJAL USA CARD、ANA CARD U.S.A.を絶対に使ってはいけない理由

日本でJAL/ANAのUSAカードやAMEXのカードをつくる必要がない理由 日本での渡航準備
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前回のおさらい

後輩
後輩

先輩〜!先日教えてもらった、楽天プレミアムカードが無事に届きました!これで長時間フライトも楽になりますね。

先輩
先輩

うん、よかった。アメリカに来るまで、あと2ヶ月ぐらいだよね。準備、頑張ってね。

後輩
後輩

アメリカ駐在系ブログで読んだんですけど、アメリカではお得なクレジットカードがいっぱいあって、お得なクレカをアメリカで早く作るために、日本にいるときに準備した方がいいって書いてあったんですが。

先輩
先輩

「JAL USA CARD」、「ANA CARD U.S.A.」、AMEXのクレジットカードを作っておくって話かな。正直、お金の無駄だから、つくる必要はまったくないよ。

後輩
後輩

え、そうなんですか。

先輩
先輩

詳しく説明するね。

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時間がない人のために、先に結論!

  • アメリカでお得なクレジットカードを早く作るためだけに、日本で新しいクレジットカードを作る必要はまったくない
    • 「JAL USA CARD」、「ANA CARD U.S.A.」は、年会費も高く、1〜2週間しか短縮できないので、全然お得ではない
    • AMEXのクレジットカードは、最大半年短縮できるけれど、年会費を考えるとおすすめできない
  • アメリカ駐在系ブログでは、クレカ会社から紹介料をもらうために、クレカを作ることを煽っているだけなので、気にしなくていい
  • アメリカに着いてから、クレジットスコアを上げていっても全然遅くない
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アメリカでお得なクレジットカードを作るには

先輩
先輩

まず、大前提として、アメリカでお得なクレジットカードを作るには、アメリカでクレジットカードを使って、自分自身の信用度を上げる必要があるんだ。これを「クレジットスコア」と呼ぶよ。

後輩
後輩

日本のクレジットカードを使っているだけでは、クレジットスコアは上がらないんですか?

先輩
先輩

上がらないね。アメリカでは、独自の評価基準があるからね。

後輩
後輩

そうなんですね。

先輩
先輩

ただ、アメリカのクレジットスコアを上げるのを早めることができる、日本のクレジットカードが2種類あるんだ。それが、「JAL USA CARD」「ANA CARD U.S.A.」などの日系航空会社のアメリカ専用クレジットカードと、AMEXのクレジットカード

後輩
後輩

早くクレジットスコアを上げられるなら、日本でそのクレカを申し込んでおいた方がお得なんじゃないですか?

先輩
先輩

いや、そうとも限らないよ。詳しく説明するね。

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「JAL USA CARD」、「ANA CARD U.S.A.」について

日本語で応募できる、数少ないアメリカのクレジットカード

先輩
先輩

「JAL USA CARD」と「ANA CARD U.S.A.」は、JALとANAがそれぞれ、アメリカ駐在員のために特化して作ったクレカなんだ。

後輩
後輩

そうなんですね。どういうメリットがあるんですか?

先輩
先輩

JALやANAの公式ホームページや、アメリカ駐在系ブログでは、「海外駐在員のように、クレジットヒストリーがない方が作れる、数少ないアメリカのクレカ」って宣伝されることが多いね。

後輩
後輩

それは便利ですね。

先輩
先輩

一見、そう思えるけど、この説明は正確ではないね。

後輩
後輩

そうなんですか。

先輩
先輩

うん。それだったら、日本以外からアメリカに来ている外国人駐在員や、アメリカに移住してきた人は、クレカを作れないことになってしまうからね。

後輩
後輩

言われてみればそうですね。

先輩
先輩

正確に言うなら、日本人駐在員が、アメリカのクレジットヒストリーを持たずに、日本語で申込みができる、アメリカで使えるクレカの1つということになるね。

後輩
後輩

なんかだいぶ印象が変わりますね。

メリット:マイルを貯めることができる

後輩
後輩

このクレカのメリットはないんですか?

先輩
先輩

日本のJAL/ANAのクレカと同じように、マイルを貯めることができることだね。

後輩
後輩

マイルが貯められるのは便利ですね。

先輩
先輩

ただ、日本のJAL/ANAのクレカより、マイルが貯まる効率が悪いから、正直、あまりお得とは言えないよ。

後輩
後輩

そうなんですね。

デメリット1:年会費がかかる

先輩
先輩

そして、最大のデメリットが年会費がかかること。

後輩
後輩

無料じゃないんですね。

先輩
先輩

JAL初年度は無料なんだけど、翌年度以降、20ドルか50ドルの年会費がかかる。ANAは年会費70ドルで、初年度年会費無料のキャンペーンをよくやっているね。

後輩
後輩

払えなくもない金額ですね。

先輩
先輩

正直、かなり高いと思うよ。というのも、アメリカにはもっとお得なクレカがたくさんあるから、アメリカではそういったクレカをメインに使うことになって、JALとANAのクレカをまったく使わなくなるからね。使わないクレカに毎年お金を払うのは、お金の無駄だよ。

後輩
後輩

言われてみれば・・・。

デメリット2:クレジットスコアを上げる早さがあまり変わらない

先輩
先輩

もう1つ注意したいのが、このクレカを作っても、クレジットスコアを上げる早さが、それほど早くならないこと。

後輩
後輩

何ですか?

先輩
先輩

アメリカでクレジットスコアを上げるには、このクレカにSSNを紐付けないといけないんだよね。

後輩
後輩

SSNって何ですか?

先輩
先輩

日本のマイナンバーみたいなものだよ。銀行口座やクレカを作るとき、ほとんどの場合で必要になるよ。

後輩
後輩

ふむふむ。

先輩
先輩

SSNができるには、アメリカに到着してから1〜2週間くらいかかるね。JAL/ANAのクレカ自体はそれより前に届いているんだけどね。

後輩
後輩

なるほど。

先輩
先輩

SSNが出来たら、銀行やアメリカのクレカに申し込むことができるようになって、それは最短で1〜2週間ぐらいかかるね。なので、JAL/ANAのクレカを日本で申し込んでおけば、この1〜2週間分だけ、クレジットスコアを上げるのを早めることができるね。

後輩
後輩

え、たった1〜2週間しか早まらないんですか?

先輩
先輩

うん。そのために、年会費を払う価値があるかと言われると、当然ないよね。

後輩
後輩

そうですね・・・。

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AMEXのクレジットカードについて

メリット:クレジットスコアを最大半年はやく上げられる

先輩
先輩

もう1つ、アメリカ駐在系ブログでよく紹介されるクレカが、アメリカンエキスプレス(AMEX)のクレジットカードだね。AMEXは、アメリカで人気のお得なクレカを多数発行している金融機関のことだよ。

後輩
後輩

AMEXのクレカのメリットは何ですか?

先輩
先輩

日本でAMEXのクレカを使うと、アメリカのクレジットスコアを貯めることができるよ。この制度を「グローバル・トランスファー(Global Transfar)」と言うよ。ただし、一部適用外のクレカもあるので注意しよう。

後輩
後輩

それはすごいですね。

先輩
先輩

そうすると、もし日本でクレジットスコアが良かったら、アメリカに来て、すぐに特典の多いクレジットカードに申し込めるんだ。そして、そういったクレカを作るには、普通だと6ヶ月はかかるから、6ヶ月も早めることができるよ。このようなことが出来るのは、AMEXのクレカだけなんだ。

後輩
後輩

めっちゃ便利ですね。

デメリット:年会費がとても高い

後輩
後輩

じゃあ、僕も日本にいる間に、AMEXのクレカを作っておけばいいんですかね。

先輩
先輩

いや、おすすめしないよ。もともとAMEXのクレカを使っている人だったら、この制度はとてもお得だと思う。でも、クレジットスコアを早く上げるためだけに、AMEXのクレカを作るのはお金の無駄だよ。

後輩
後輩

何ですか?

先輩
先輩

年会費がとても高いんだよね。最低でも年間1万3,200円するよ。

後輩
後輩

めっちゃ高いですね。

先輩
先輩

だよね。アメリカで、お得なクレカを作るのを半年早めるためだけに、この年会費を払う価値があるかを考えると、僕はそんな価値はないと思う。

後輩
後輩

言われてみれば・・・。

先輩
先輩

しかも、忘れてはいけないのが、アメリカに行ったあと、アメリカのお得なクレカをメインに使うようになること。つまり、日本でAMEXのクレカを作っても、すぐに使わなくなるんだ。もちろん、それには年会費もかかるよね。もし、アメリカに5年もいたら、使わないクレカのために6万円超を支払うことになるよ。

後輩
後輩

めっちゃお金の無駄ですね。でも、アメリカに行って、すぐに解約しちゃダメなんですか?

先輩
先輩

クレカを解約することは、クレジットスコアにマイナスに働くから、おすすめできないね。

後輩
後輩

そうなんですね・・・。

紹介料が多くもらえるので、アメリカ駐在系ブログで人気

後輩
後輩

じゃあ、なんでアメリカ駐在系ブログで、AMEXのクレカが激推しされてるんですか?

先輩
先輩

AMEXのクレカをブログで紹介して、読者がクレカを作ったら、ブロガーが多額の紹介料をゲットできるからだね。アメリカ駐在系ブログあるあるだね。

後輩
後輩

結局は、お金儲けってことですね・・・。

先輩
先輩

そうだね。あるいは単純に、今、説明したような計算を、ブロガーが出来ていないからだね。残念なことに、アメリカ駐在系ブログでは、お得なクレカを作ることが目的化している人が多いんだ。

後輩
後輩

と言うと?

先輩
先輩

アメリカ駐在系ブログでは、「クレカを使って、無料でヒルトンに泊まれました!」とか、リターンはよく紹介されているよね。でも、そのリターンを得るために、実際にどれぐらいのコストがかかったか、説明されることはないんだ。自分に不利なことはみんな隠しているからね。

後輩
後輩

確かに、コストについて説明しているブログとかみたことないですね。華やかな部分ばかり。

先輩
先輩

そう。クレカでたくさんお金を使えば、ポイントもたくさん貯まるし、無料で高級ホテルに泊まれるのは当たり前だよ。でも、そういう行為は、節約とは対極にあるし、このブログのコンセプトとも真逆だね。

後輩
後輩

確かに、アメリカ駐在系ブログを読んでると、めっちゃバブリーな人が多くて驚きますね。それに憧れていた自分がいたんですが。

先輩
先輩

結局、彼らがそんなバブリーなことを出来るのは、ブログ読者が不必要なクレカを作ったことで、その紹介料を得て、大儲けしているからなんだよね。普通のアメリカ駐在員が、あの生活を真似しちゃダメだよ。

後輩
後輩

なるほどです。

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クレジットスコアはアメリカに来て、上げても全然遅くない

後輩
後輩

じゃあ、日本で高いお金を払ってまで、クレジットカードを作っておく必要はないってことですね。

先輩
先輩

そうだね。最近のアメリカ駐在系ブログでは、アメリカでお得なクレカを効率的に作るために、不安を煽る記事が多いけど、結局は読者にクレカを作らせて、紹介料をゲットしたいだけだから、気にする必要ないよ。

後輩
後輩

僕自身、そういう記事をたくさん読んで、めっちゃあせってました。

先輩
先輩

冷静に考えれば、たった数ヶ月の短縮というリターンのために、数万円のコストを払うのは、ただのお金の無駄使いだとわかるよね。

後輩
後輩

本当にそうですね。じゃあ、アメリカに着いたら、どういう風にクレジットスコアを上げていけばいいんですか?

先輩
先輩

それはアメリカに来たら詳しく説明するね。

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まとめ:アメリカのお得なクレカのために、日本で新しくクレカを作る必要なし

  • アメリカでお得なクレジットカードを早く作るためだけに、日本で新しいクレジットカードを作る必要はまったくない
    • 「JAL USA CARD」、「ANA CARD U.S.A.」は、年会費も高く、1〜2週間しか短縮できないので、全然お得ではない
    • AMEXのクレジットカードは、最大半年短縮できるけれど、年会費を考えるとおすすめできない
  • アメリカ駐在系ブログでは、クレカ会社から紹介料をもらうために、クレカを作ることを煽っているだけなので、気にしなくていい
  • アメリカに着いてから、クレジットスコアを上げていっても全然遅くない
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