
先輩〜!ロビンフッド(Robinhood)の口座が正式に使えるようになりました。大体1週間ぐらいかかりました。

おー、無事に作れて良かったよ。

早速、投資信託(ETF)を買っていきたいので、操作方法教えてください!

もちろん!投資信託を買い方、毎月積み立て購入の仕方、資産運用時の注意点などを詳しく説明するね。
時間がない人のために、先に結論!
- Robinhoodでの投資信託(ETF)の購入、毎月の積み立て設定はアプリから簡単にできる
- できるだけはやく余剰資金をすべて投資に回し、元本を大きくする
- 毎月の積み立て設定と、余剰資金をすべて投資に回したら、あとは「ほったらかし」
ロビンフッドでVOOを買ってみよう

ロビンフッドのアカウントを作ったときに、最初にお金を振り込んでいたよね。そのお金でVOOを買ってみよう。

了解です。
- アプリの上部にサーチアイコン(虫めがねマーク)があるので、「VOO」で検索
- VOOG、VOOVなどと間違えないように気をつけよう
- 「Buy」を選ぶ
- 買い方は2つ
- 1:株単位で購入する
- Shareのところに、購入したい株数を入力
- 0.1株などの購入も可能
- 2:指定金額分だけ購入する
- 右上の「Shares」を選ぶ
- 「Buy in dollars」を選ぶ
- 買いたい金額を入力
- 1:株単位で購入する
- 「Review」を押して、購入内容を確認する
- 「Swipe up to submit」と書いてある部分を、上にスワイプして購入が完了

これで購入が完了。簡単でしょ?

購入もとても簡単ですね。少ない金額から買えるのは、とてもありがたいです。
VOOを毎月積み立て購入を設定する

次に、毎月積み立てで買う設定方法について説明するね。
- アプリで、購入しているETF(投資信託)を選ぶ
- 「Buy」を選ぶ
- 右上にある「Shares」を選ぶ
- 「Conditional Orders」から「Recurring Investment(積み立て設定)」を選ぶ
- 「Monthly(毎月)」を選ぶ
- 引き落とし日に、口座残高が足りないことにならないように注意
- 利用する口座を選ぶ
- 購入金額を選ぶ

毎月の積み立て設定も簡単でした!2分でできますね。
元本はできるだけはやく大きくする

毎月の積み立て設定が終わったら、早めに元本を大きくしよう。毎月、200〜300ドルだけ投資しても、アメリカ駐在が終わった頃には大きな利益は出ないからね。

そうなんですね。毎月、200〜300ドル積み立てるだけで、満足してしまっていました。

生活防衛費(3〜6ヶ月分の生活費)を残して、残りのお金(余剰資金)はすべてVOOの購入に回そう。

生活防衛費は、生活費3〜6ヶ月と幅がありますけど、どうやって決めればいいんですか?

駐在員と配偶者の方だけの生活であれば、生活費が3ヶ月もあれば十分だよ。もしお子さんがいて、アメリカ駐在期間中に進学などの大きいイベントがある場合は、生活費6ヶ月分は残しておいた方がいいね。

了解です。

もちろん、ETFを購入したとしても、購入するのと同じくらい簡単に、いつでも売却できるので、もしもの時の心配はしなくて大丈夫だよ。

売却も簡単にできるのは、ありがたいですね。

生活防衛費は、前に紹介した高金利の銀行口座に預けておけば大丈夫だよ。

SoFiとかMarcusとかですね。

そうそう。ただし、間違っても、生活防衛費以上のお金を銀行に絶対に預けないようにしよう。確かに今のネット銀行は高金利の多いけど、金利はすぐにまた下がるから、高金利の口座に入れておくだけでは資産運用にならないからね。
日本にあるお金はWiseを使って送金し、投資に回す

生活防衛費以外は余剰資金ってことでいいんですよね。

そうだね。でも、余剰資金とは、アメリカで手元にあるドルだけでなく、日本に残っている預金も含むよ。NISAを解約したため、日本の銀行口座には、かなりまとまった額の預金があると思う。

そうですね。悲しいけれど、かなりまとまった額が、手つかずのまま残っています。

それをそのままにしておくと、日本・アメリカの毎年の物価上昇により、お金の価値が年々、目減りしていくというのは説明したよね。

そうでしたね。アメリカでは毎年2%は物価が上昇しているから、低金利の銀行口座に預けているだけでは、実質、毎年2%ずつ、ドルの価値が減っているんでしたよね。

そうだね。なので、できるだけはやく、日本の口座のお金をアメリカの口座に移し、投資(あるいは生活防衛費)にあてよう。

日本の銀行口座からアメリカの銀行口座にお金を移すときは、どうやって移せばいいんですか?

Wiseを使えば、海外送金が一番安く出来るよ。Wiseはイギリスのフィンテック企業で、ここ10年ぐらい最安の送金・両替手数料を提供しているから、信頼感も高いよ。Wiseでは、送金額の約0.6%が手数料としてとられけど、これは圧倒的に業界最安だね。


そうなんですね。日本で、UFJや楽天銀行などの送金の手続きもしてきたんですが、そっちでもいいですか?

いや、隠れた手数料とかがあるから、UFJや楽天銀行の海外送金は絶対に使っちゃいけない。Wiseの為替レートはマーケットレートだから、UFJや楽天銀行のように、隠れた手数料がとられることがないんだ。あと、送金額が高くなると、手数料が日本の銀行の方が低くなるようにみえるけど、UFJや楽天銀行では両替に使われている為替レートが非常に悪いから、大きく損をしてしまうことになるよ。

なるほど。
まとまった金額のベストな投資タイミングは?

今、余剰資金が大体、日本円で400万円分あるんですが、どうやってETFを購入していけばいいですか?

2つ可能性があるね。それはそのお金を1回で一気に使ってETFを買うか、あるいは、何回かに分けて少しずつETFを買うかだね。

1回で一気に買うのは恐いですね・・・。買ったあとに、いきなり価格が急落したら嫌じゃないですか。

だよね。だから、不安な人は、複数回に分けて買うといいよ。ただ、12ヶ月かけて、12回に分けて投資するのは時間をかけすぎだから、4ヶ月にかけて4回に分けて投資するぐらいがちょうどいいと思うよ。

つまり、今、400万円の余剰資金があるので、最初の4ヶ月、毎月100万円ずつ追加で投資すればいいってことですかね。

そうだね。実のところ、一見、1回で一気に買うことはリスクが高いように見えるんだけど、研究結果で明らかになっているのは、1回で買っても、何回かに分けて買っても、得られるリターンの平均値はほぼ一緒らしいんだ。というのも、1回で買うと複利効果もその分大きくなるから、多少の株価変動に対応できるんだよね。

確かに、1回で買えば、その分、長い間、多くの金額に対して利子が発生することになりますもんね。
毎月積み立ての設定が終わったら、あとは「ほったらかし」

一度、毎月の積み立て設定が終わり、余剰資金を投資に回し、元本を大きくしたら、あとはアメリカ駐在期間が終わるまで、「ほったらかし」しておけば大丈夫だよ。

前に話してもらった、日本でもアメリカでも定番の「ほったらかし投資」ですね。投資で一番稼げる人というのは、「亡くなった人」か「投資したのを忘れていた人」でしたね。

そうそう。ついつい、毎日、株価の変動をチェックしたくなるけど、1日の変化を追っても何も意味がないよ。むしろ、投資初心者にありがちなのが、株価が一気に下がり、これ以上損失を出さないように、売ってしまうこと(「狼狽売り」と呼ばれる)。これは損失を大きくしているだけだから、絶対にしないようにね。

確かに、投資をはじめたばかりの頃って、ついついチャートを空き時間に見てしまいますね・・・。

コロナ禍のような事態が起きて、一時的に株価が下がったとしても、売らずに、そのまま保持していてれば、数ヶ月後には株価は元に戻っているから、心配しなくていいよ。無駄な心配はせず、アメリカでの日々の生活を楽しむことに集中しよう。

ただ、VOOだけを買うというのも、ちょっと不安な気もします・・・。VOO以外で、何か買っておくべきETF・投資信託はないんですか?

いや、VOO以外を買う必要はまったくないよ。VOOだけで、500社以上の株が入っていて、分散効果が非常に高いからね。このあたりは次回詳しく説明するね。
まとめ

- Robinhoodでの投資信託(ETF)の購入、毎月の積み立て設定はアプリから簡単にできる
- できるだけはやく余剰資金をすべて投資に回し、元本を大きくする
- 毎月の積み立て設定と、余剰資金をすべて投資に回したら、あとは「ほったらかし」